「いろんな役に選んでもらえる女優でありたい」と、前回この欄に登場したときに語るなど、“大人の女優”ぶりにますます磨きがかかってきた。趣味も多彩で、小柄な体からは信じられないこのパワーの秘密はいったいどこにあるのか?
4月17日スタートの「鬼嫁日記 いい湯だな」(フジテレビ系)では、男女共同参画社会を訴える区議会議員・桜沢美咲役。だが、自分の夫婦関係はうまくいってなく、野際陽子演じる尼僧の前では弱みを見せまくるという複雑な役柄を好演している。
「主婦の味方の役なのに、主婦業はまるでダメ。言ってることとやってることが別の役ですから、最初は苦労しました。どういうトーンで演じたらいいか悩みましたが、いろいろやってみたら監督が“それでいこう!”って言ってくださって、楽になりました」
区議会議員役なので衣装はスーツ中心。それがまた楽しいという。
「普段は、スカートにブーツはいたり、ジーンズだったりすることが多くて、一番着ないのがスーツ。実際の自分とかけ離れた役を演じるのが面白いですね」
▼プロフィル 1960年11月10日、愛知県生まれ。青山学院大学在学中に芸能界デビューし、深夜放送「ミスDJリクエストパレード」の初代DJとして受験生から圧倒的な支持を受け、超人気者になる。
▼身長・体重・血液型158センチ、41キロ、AB型。
ワイン通、愛犬家としても有名。ワインもペットも、どちらもブームになる前から愛好しており、川島なお美が熱中していることは、世間で流行すると言われたこともある。
「今はフランス語に熱中してます。2月にフランス語検定でついに準2級を取ったんです。難しいですが、ちょうどてこずる相手と恋愛してるような感じで楽しんでます」
40歳を過ぎてから始めたクラシックバレエにもはまっている。建築にも興味を持ち、業者に任せず自分で別荘を建てたほど。
「勉強するのが楽しいんです。でも30歳過ぎてからかな、こういうの。子供時代は飽きっぽかったんですけどね。今は友達には“極めるわよね〜”って呆れられちゃいます。大変でも目標があったほうができるみたいですね。今、公演中の舞台『とんでもない女』ではセリフが全部九州弁なので、フランス語以上に苦戦しています(笑い)。一生勉強するんですかね」
▼最近うれしかったこと フランス映画際のオープニングレセプションに招待され、カトリーヌ・ドヌーブとフランス語で世間話したこと。「圧倒的な存在感でオーラが出てました」
そんな極めるタイプのせいか、「鬼嫁日記」の見せ場のひとつでもあるワンポイント美容レッスンでも、才能を見せてしまう。1回目の放送では蛯原友里が観月ありさ、野際陽子、川島なお美にベリーダンスを教えるが、スタッフから“エビちゃんより、腰入ってましたよ”と言われるほどだった。このエネルギーのもとは朝の太陽にあるという。
「毎日6時半頃起きて、窓を開けて太陽を見て、空気を感じるんです。それが私のエネルギーかな」
きっとこれらの中から次のブームが誕生するに違いない。
▼舞台「とんでもない女」 下條アトム、川島なお美、吉田羊の3人芝居。東京公演(ベニサンピット)は4月29日まで。5月3〜28日は地方公演。(問)トム・プロジェクト(電話)03・5371・1153


